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マルバネ小分けシーズン その2 マット選択など

ご質問が多い、どのマットを選ぶかと言う部分についてお知らせ致します。

当店のマットは、非常にターゲットの重なるマットが、多いので、選択は、説明なしでは、
難しいと思います。
なぜ重複させているかは、いろいろな飼育スタイルに合わせ、合った物を使用して頂く為
になります。
マルバネやツヤは、別として、定期的に交換するスタイル、出来るだけ交換をなくすスタイル、
季節なりに飼育するスタイル、一定温度で飼育するスタイル(更に、高温、低温など)
虫と言うよりは、飼育される方の飼育法によってあった物を選んでいただければ、幸いです。

ですので、飼育される方により、結果が全くでなかったり、特大が出たりする傾向が、
結構あります。
マルバネのマット選択ですが、
まず、何で産ませたか、どの位のケースなのか、個別なのかある程度の数で飼育するのか、
衣装ケースなどで、複数で飼育するのか、などで選択が、変わると思います。

はじめての飼育で、L-3スタンダードや深熟で産ませた状態からの場合は、
容器が小さく、現在育っている環境のマットをあまり小分けで配分出来ない状況でしたら、
スタンダードのままが、良いかもしれません。
最近結構使われている方法は、浅熟+PM-01やスタンダード+PM-01などです。
熟度を上げて、成長促進させ環境も安定しやすくさせる狙いと人工餌に定着させ
飼育しやすくする方向になると思います。
結構PM-01のご注文が、増えていますので、今年は、多めに完成してきますので、
欠品しないと思います!(多分・・・)

浅熟は、基本的に、何回か飼育し使用済みを沢山持っている方には、大変有効に働きます。
産卵から羽化まで浅熟で問題なく飼育出来ます。基本産卵自体は、セットの工夫で、浅熟のみでも
しますが、孵化したての幼虫は、結構落ちてしまいます。使用済みとブレンドすれば、全く問題なくなります。
親が、育った環境が、強力に初令の初期環境をサポートしてくれます。

初めてのマルバネ飼育の場合の使用法としては、大きく飼育される方向けになるかと思います。
補充型の飼育です。補充は、飼育しているマットの半分以下で補充していく形がベストです。
飼育しているマットを上回る補充をするとせっかく安定していた環境が、活性に負けてします
場合もあります。

これは、混合させる場合も同様です。
混合と補充の違いですが、混合は、全般が、均一な熟度になる事がメリットである反面、
混合比を間違えると幼虫全体が、危険になります。慣れていない方は、絶対に、新しいマットを
少なめで混合させてください。(浅熟などの場合は、特に)
補充の場合は、幼虫自体が、徐々に食いあがるので、危険は、下がりますが、容器サイズにより、
補充には、限界があります。また、混合程ではありませんが、やはり、補充するマットの方を
少なくするのが、基本だと思います。ここは、両者とも同じです。

補充で満タンになった場合で、次にどうするかですが、一度ひっくり返しマットを取り出し、
上部にゆとりのあるケースで、更に幼虫とマットを小分けし潜らせたところで、新しいマットを
補充と言うパターンと混合させ詰めたケースに幼虫投入のパターンになると思います。
可能であれば、ここで羽化までもっていける環境にしてあげるともう交換リスクはなくなります。
スペースの問題などもあるので、もう1回位容器移動があるパターンが、多い気がします。

他にマットの安定は、容器と幼虫のバランスも絡んできます。幼虫に対してかなり大きい容器を
使う場合は、使用済みを多めなど工夫してみてください。
最初は、徐々に拡張パターンが、最も安全だと思います。キチンと管理すれば、このパターンでも
そんなに小型になる事はありません。

と言う感じで、通常どこかで、必ず交換しなければいけない場面が来ます。
(使用済みの大量確保とスペースに余裕がある方は、産卵~羽化同スペースなんて方もいますが、
ほとんどは、何回か容器移動をしていると思います。)
理想は、産卵~3令初期位、小分けし補充しながら羽化ですが、これもスペースやマット量で、
なかなか難しいので、1度か2度この間に容器交換が、入ると思います。
ある程度季節なりに飼育すれば、羽化時期は、読めますので、変な時期に小分けにならないように、
注意してください。

後は、使用済みを沢山確保出来るとL-ZEROやL-1なども補充に使用出来ます。
添加系は、使用済みを取らないと割り切った部分に使うのも面白いです。
L-5、L-6、ライト使用済みなどが、結構効果が出ますが、ハエも出ますので、
この辺の対策をきちんと行わないと繭で落ちます。

幼虫頭数にゆとりがあるとバクチ飼育みたいな物を結構やりますが、
当店の場合、大体生き残るのが、♀のみで特大化します。
♂の方が、弱い傾向です。

とりあえず、飼育法は、一つではないですし、1世代飼育し使用済みを確保すると
いろいろな飼育が、出来ますので、ご自身にあった飼育法を見つけていただければと思います。
使用済みと言うと聞こえが悪いですが、マルバネにとっては、宝です。
大事に使っていきましょう!

※使用済みにも当然熟度があります。かなり泥状の物と最後の補充後あまり食べていない使用済みなど
この辺は、状態を見て新しいマットの補充を決めてください。
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テーマ : クワガタ・カブトムシ - ジャンル : ペット