カブトマットが・・

最近の悩みでもあるのが、カブトマットです。
不景気で昨年から業者さんが、閉店したり、虫の取り扱いを
中止したりで、業者さんオリジナルマットの製造が、ほとんど
なくなりました。許可を頂いて、当店でも販売したり、それらを
ベースにカブトマットを作成したりしておりましたので、
現在沢山種類があったカブトマットが、ほとんどありません。
どれを作って良い物か悩んでおります。

逆に、その分、納期が、早くなったり、マニアック資材の方に、
力を入れられている事は、メリットでもあります。

カブトに使えるマットは、幾つかありますが、カブトマット!
と言う商品は、ない状況です。
大体、カブトマット!てなんなんだろう??と悩んでおります。
先日、同じ様な意見を拝見し本当にそうだ!と思ってしまいましたね。
同様な考えを持った方もいるんだと嬉しくなりました。
(作成開始当初からの悩みでもあったので、結構嬉しかった・・)

国産のカブトや離島カブトなどは、カブトマットを使用していませんし、
何とでもなります。長年いろいろ作っていて判っている事もあります。
よく国産カブトは、何でも食べる!と言いますが、(自分も言います><)
実は、ヘラクレス・コーカサスなどとそれ程食性に違いなどありません。

国産カブトだって熟していないホダギでは育ちませんし、
大きくもなりません。当店の養殖は、以前は、ホダギだけでした。
マット化は、しませんでしたが、何でも良い訳ではありません。
特に、国産の場合、1年1化ですので、即餌とならなければ、
いけません。
逆に言うと国産カブトが、食べて大きくなっている
ホダギは、ヘラクレスやコーカサスも大きくなります。
腐葉土もそうですね。国産カブトなどに与える場合、
園芸用程熟している必要もありません。
餌が、不足していて春まで持たないと思うと秋に落ち葉を
ある程度被せておくと夏には、ほとんどなくなり、大きな成虫が、
出て来てくれます。
今思えば、この方法が、当店では、最もベストだった気がします。

しっかり熟したカブトマット的な物が、本当に必要なのは、
一部の産卵(効率を上げる)とか国産のカナブンなどに近い幼虫
飼育なんだと思います。ゾウなんかも産卵、初令は、そうかもしれませんね。
簡単系のツヤクワやネブトの方が、向いています。
そう考えるとむしろカブトマットではないですね・・

そんな事をふまえて、色は、世間のイメージで黒にしつつも
あまり熟成させてないカブトマットなんかも結構ありますね。
当店でもそんな感じな物を結構作っておりました。
コーカサスや、モーレンなどの食わせ用は、こちらの方が、
向いている気もしますし、本当は、カワラ系が、合うクワガタが、
育つクワガタマットが、ベストだと思います。
とりあえず、イメージを良くする為には、黒くしないと駄目なんですね・・
困った部分でもあります。

店舗用などでは、結構あえて黒くせず出していた物もありますので、
店舗のお客様は、色で判断しない人が多いです。
ホダギの高級品は、クヌギである!みたいな変な決め事と同じです。
色は、均一でないと駄目とか微粒子が、高級とか変なイメージが、
まだまだ結構残っていますね。

基本産卵マットは、微粒子の方が産みやすいのは、確かで材産み系を
マット産みさせる場合は、微粒子のみが有効な場合もあります。

ただ、泥系の虫などでは、微粒子は、必要な物の、不純物的な粗い何かが、
あった方が、産卵効率が良い種が、沢山います。
不純物と言うとおかしいかもしれませんが、野外では、根があったり、
粗いチップもあったりする事で潜っていける♀もいます。
♀の前脚や行動を見るとこの辺が判ってきます。微粒子かたく詰められたら、
この辺の虫は、お手上げ状態になります。
国産ネブトも穴掘りは、それ程上手ではないので、あまり詰めると産卵
しない場合もありますので、ご注意くださいね。
詰めすぎるとえらい上で産卵している時があります。
基本的に当店の泥状のマットの場合、ほとんど詰める事はありません。

自己採集のネブトを本気で累代していて、最近思う事は、どうもL-3スタンダード辺りが、
最も産卵させやすい気がしております。

深熟やPM-01~03でももちろん産むのですが、効率はと言うとL-3スタンダードが、
完全に良いと思い始めています。幼虫の食性は、と言うと深熟、PM-01,03辺りが、
最も大きくなる気がしますが、飼育の仕方で変わります。
マルバネと違い幼虫期間が、短いので、耐久性より、即効性優先になる為、
幼虫は、それらが、勝るのだと思います。

スタンダードの産卵効率が、良いデータで出てくるのは、恐らく、
上の内容だと思います。マルバネと違い潜る力も弱いので、泥状だけだと
産卵に時間が、必要となっている気がします。
ですので、もう少し粗目のチップを混合させたり、水コケを混ぜたりすると
効率は、上がってくるみたいです。(正直私は、水コケ嫌い・・・)

本来の産卵場所は、根だったり、粗チップだったり、落ち葉だったりが、
混合している環境ですからね。
マルバネも潜る力はあるので、気にならないですが、本来は、同様だと思います。
昨年、本来環境に近づけ産卵してみましたが、やはり、効率は、良いです。
幼虫飼育でもその方が、マットが、腐敗方向に行きにくかったり、
メリットは、結構あります。
人工資材は、過保護過ぎる事が、裏目に出ている事も結構ありますね。

と言いながらも泥系のマットで粗チップを残すと言う事も結構難しく
いろいろ製法を考えていますが、お客様のところで、この辺をふまえて
対策をして頂いた方が、早いかもしれません。
根っことか水コケとか混ぜて売る事は、困難ですからね・・

P6やP8は、その面でも繊維チップが入っている為、これが、上手く作用して、
コバエによる繭破損を防止したり、マットが安定したりする部分もあるのだと思います。
粗チップ化より、こちらを進めていった方が早そうです。

ちなみに、新潟産が、今まで産卵したマットは、
L-1・L-6Lv1~3・L-2・L-3すべて・PM-01~04になります。
後、リピート販売のL-1VやL-3Vなども産んでおります。
L-6は、短期肥大は、いいのですが、やはり神経を使いますし、
期間を縮めると累代しにくいので、最近は、使っておりません。PM-04も同様です。
こんな感じで適応幅は、結構ありますので、初心者の方で産まないと悩んでいる方は、
マット以外に問題がある可能性もあります。
もちろん、これは、新潟産に限った事ではありません。
本土ネブトは、地域特化している傾向は、強いですが、セットしてみると結構幅広く適応し
マットの種類で苦労する事は、あまりありません。

また、全国の本土ネブトを累代し、生態を見てみたい気もしますが、やめておきます・・
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テーマ : クワガタ・カブトムシ - ジャンル : ペット