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ライトマットについて

ライトマットLv3のご注文が、非常に多くなっております。
現状、LV2休止、Lv1生産量減少、他試作ライト、限定品ライトなどを休止または、減少させて対応中ですが、
これ以上の増産は、考えておりませんので、しばらく、在庫不足になると思います。
ご了承ください。

恐らく、ライトは、口コミで広がってくれても特殊なマットである為、使える方は、半分もいないと思われますので、
現状は、今だけかと思います。

ライトは、種類と言うよりは、飼育される方のスタイルに向くか向かないかと言う要素の強いマットですので、
ご検討中の方は、参考にしてみてください。

飼育される方目線での選択

①菌糸瓶感覚でマット飼育をしている方は、不向きです。
例外もありますが、基本、交換をしない、交換を少なくし飼育する目的で作成しておりますので、
菌糸のイメージでの飼育には向きません。

②このマットは、この種が大きくなると言う感覚をお持ちの方は、不向きです。
ライト自身、低添加、低発酵、ですので、添加で大きくすると言う考え方?飼育スタイルの方ですと
恐らく、大きく出来ません。ライトは、設定をミスると極小になる種も多いので、一般的な微粒子の
添加系と違い、平均値は、高いマットではありません。当然各種でコツを掴めれば、死亡率も低く、
平均値も上がります。コツを掴めた時は、大型を連発出来るので、コツを掴めた感触は、強く感じられるのが、
メリットかもしれませんし、サイズの壁にぶつかった際、種を理解する為の使用は、良いかもしれません。

よく、使用している方でもライトは、この種は、大きくなるけど、この種は、大きくならないなどと言う
話を良く聞きます。自分自身でもそれがありますが、逆に、向き不向きと感じるのが、逆の方もいます。
結局、大きくなっている種は、その人の飼育に合っていて、大きくならないと思っている虫は、飼えていない状況です。

当店で経験上からは、手を掛けない飼育と言うのが、ライトのコンセプトで1番の要素とすると、
オオクワ、パラワンオオヒラタなどは、このコンセプトに合わないので、飼いにくいです。
ライトは、一般的なマットと違い、ストライクゾーンが、狭くなっている分、この種は、本当は、
この状態が良いのだ、と言う部分が、羽化した個体サイズで、はっきり出て来る為、そこが、
面白いところでもあります。パラワンは、ライトですと即効性高いマットなので、大きいボトルで、
放置1本出しなどは、なかなか難しいです。水分コントロールを上手く行えば、可能ですが、
かなり、難易度が高いです。ただ、これも人により、難易度は、低いみたいですので、あくまで、
当店での感覚です。スマトラやマレーなどは、居食い性があり、放置飼育が、可能です。

オオクワは、ライトで飼うとかなり初期イメージと異なり、パラワンなどより、全然熟成浅めの
吸収率が悪い傾向にあります。また、水分も予想より初期は、高めにしないと大きくなりません。
マット交換もオオクワは、絶対前のボトルの使用済みを利用した交換(当店では、上に配置)
パラワンは、ガンガン全交換と初期イメージと逆で、浅いところを好む傾向です。
これは、コーカサスなどでも同様で、高水分で、しっかり詰めて飼育するのが、ベストです。(ライトLv3の場合)
特に、3令は、全交換しないとだめです。

逆に、プラティオドン、クランネブト、一般的なツヤなどの幼虫クラスですと最初が怖いから大きくなってから投入する方が、
多いですが、むしろ逆で、出来るだけ早い段階で、投入しないと、3令で有効な熟度に到達しません。
また、3令で交換してしまうともう、熟度は、到達しませんので、大型化していた幼虫も吸収率が落ち、
サイズダウン、または、蛹化してしまいます。全交換したから死亡する等の心配は全くありませんが、
かなりサイズロスします。

その対策の一例として、
・使用済みを上層に配置するなどして、分解速度を高める。
ステ瓶に近い場合は、混合。まだ伸びしろがある場合、新しいマット下、使用済みを上など

・熟成速度の速いT3やT4に変更する。
ステ瓶に近い状況ですとあまりお勧めしません。

そして、更に熟度が、進んだところで、マルバネや高熟度のツヤなどですが、非常に難しいです。
基本1年1化種ですと高水分にしても熟度が、間に合いませんので、逆に、余力のある使用済みなどが、
効果絶大です。マルバネの場合は、L-3を用いて飼育すると2~3年1化な分、熟度が、良い感じになる傾向です。
ただ、初期のコツは、最も必要な部類です。

カブトに使用されている方も多いですが、最も飼えている方といない方が、割れるところです。
当店でのイメージですとカルコソマ系は、もうカブト感0で、普通に飼えますので、無視して、
ヘラクレス、ゾウなども飼育中ですが、カブトマットのような適当な水分でも大きくなる感は、全くなく、
常に高いところをキープさせないと死亡はない物の居食い性も上がらず、大きく出来ませんので、
放置と言っても観察、状況により、加水作業は、絶対です。カラカラに近くなれば、カブトマットより早く、
死亡します。この辺の種ですと産卵もやろうと思えば出来ますし、当然初令からでも問題ありません。
死亡率が高い、成長障害の多い人は、大半が、水分不足です。
ですが、本来親が、育った環境に産卵し、新しい部位へ食い込む種ですので、最初は、使用済みのような
状況で2令後投入でも全然OKだと思います。
ただ、無添加、低添加系での大型狙いは、ここの速度を上げない事もコツだと考えておりますので、
高添加カブトマットなどですと厳しいかもしれません。
ヘラクレスもそうですが、ゾウのライトLv3飼育は、コツさえつかめば、超居食いなので、マットは、
あまりいりません。使用済みを混ぜたボトルもありますが、持たないので、入れない方が、良い感じです。
コーカサスは、窒息に弱いので、泥になる前に全交換。ゾウは、泥でも問題ないので、ゆっくりめで、
全交換または、使用済み混合も可。ヘラクレスは、中間なイメージで良いと思います。
後は、タイミングなどにもよります。
(もう捨て気味になるから使用済みミックスで。とかまだ食い余力が十分だから全交換など。)

後もう1点、大きく違うジャンルとしては、使用されている方の多いキクロです。熟度高のイメージが強いので、
カブトやネブトの欄同様と思っている方が多いようですが、それですとサイズは出ません。
キクロ系は、基本全交換または、1本で仕上げるのがベストです。ややオーバーサイズのボトルで1本か
ちょっと早めな1交換が、良いと思います。キクロ系は、いろいろは、飼育しておりませんので、一般的な種
基準ですが、高水分、高通気、で詰まっている状態が、ベストです。ですので、メタリなどは、合います。
エラフスは、幼虫は、そんな低温なしでも幼虫自体は、大きく出来ますが、餌要素以外に、コツがある為、
大きい幼虫をそのまま羽化させる為には、容器の見直し等を行う必要があります。
ここのジャンルは、ギネスが出たからと言ってライトと言う名前だけで試されても結果は、絶対出ません。
最も、一般マットと離れた飼育をする必要のある種なので、注意が必要です。

③飼育スタイルが、根本的に合わない。

皆、類似事項ですが、ここが、最も重要かもしれません。①の感覚で、定期的な交換が好き。定期的なグラム測定したい。
人工蛹室にいれたい。など一つの飼育の楽しみな部分かもしれませんね。
ただ、ライトですと、これは、ほとんど出来なかったりします。下手すると、投入以降次見れるのは、羽化なんて
事も普通にあります。(クランネブトなどは、そうです。)ただ、食べている(オガが、細かくなり泥化気味になる)
のは、判りますが、当店の場合、大きいボトルに入れているので、それすら判るのが、かなり経過した後です。

簡単ですが、ライトは、初期で苦労し、後半放置と言う一般と真逆特性であるので、この初期の配慮が、
かなり飼育される方の負担になります。それが、楽しいのですが、一般的ではなく、飼育を楽しむ方向けです。
考えて飼育するのが、好きな方向けですので、向かないな・・・と思う方は、止めておいた方が良いかもしれませんし、
この種は、合うけどこの種は、合わないと思えば、向いている種だけ使用でやめるか、メリットを感じ、追及したい方は、
追及し飼育出来るようにするかだと思います。
交換は、出来るだけしない方向なので、放置と言う表現をしてしまう傾向ですが、配慮とメンテは、交換飼育より、
行っている場合もあるかもしれません。
(通気バランス、初期設定が、ばっちりですと完全ノーメンテになりますが、すべてそうは、なかなかなりません。)

後は、最後に、ライトのレベル選択も同様です。種で選択すると言うよりは、飼育スタイル、飼育感です。
T3やT4もツヤ用として出しておりますが、ツヤしか飼えない訳ではありません。
むしろ、ライトLv3より一般のマットに近い感覚で、ライト感もあると思うので、人により飼育し易く結果が、
出ています。

当店では、今年ライトLv3が、確保出来ず、全般の飼育で、T4を使用する事が、多いですが、
自分自身は、普段は、ライトLv3やレベルオーバーなどを好んで使用している人間なので、
一般種の水分のコツが、最初判らず、結構苦戦しました><
抑えすぎる傾向でした。結果的にあまり、ライトLv3と変わらない状況にしちゃっても問題ない場合が多いです。

今期ブルマイスターの省スペース実験でやっと長歯が、羽化してきました。
今回は、超特大ブロー仕上げでしたので、当初の食パンケースでの長歯ではありませんが、
かなりコツが、つかめた気がします。次回は、本格的に、食パンとこの超特大で、確立を上げたいと思います。
ライトLv3の2L⇒3令初期で、T4 超特大の1交換仕上げだったと思います。
※マット選択は、あまり影響しておりません。たまたま使えたマットが、そうだったと言う感じです。
後程明細をお知らせ致します。



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テーマ : クワガタ・カブトムシ - ジャンル : ペット