採集個体のブリード挑戦される方へ!
世間は、盆休みと言う事で、休みでもあまり動く気に慣れず、マット作業をしておりましたので、
今週分は、本日出荷で、ほぼ終了出来そうですので、更新しております。
今年は、採集個体をどうしても累代したいと言う方からのご質問、ご相談が多いです。
自分も採集個体が、一番タイプなので、気持ちが良く判りますので、可能な限り判る事は、
お知らせしております。忙しくなると返信出来なくなりますので、一番多いネブトとスジクワ、オオクワ、ヒメオオなどでの
ワイルドの注意点などをお知らせしておきます。
①ホンドネブト
一番多いご質問が、樹液採集個体のホンドネブトです。
”樹液採集個体は、産卵済みなので、産まない”と言う話があります。
これは、多分自分自身が、言い出した事であると思います。自分の場合は、WD外産ネブトでの苦戦の経験から
この事が、判り出しました。
これを言った当初は、結構苦情が多かったです(笑)
と言うのもその当時は、羽化⇒成熟⇒後食⇒成熟⇒ブリードみたいな事が当たり前で、
”餌食う前に、産む訳がないだろう!マットが悪いんだ!”みたいな感じで、と怒られました・・・
その当時は、一般種が、主体で、小型種などは、限られた方が、飼育している程度でしたので、
仕方がない事だと思います。
ただ、自分自身も知識不足で、決めつけていた部分もあります。その後、自身で地元ネブトをいろいろな時期に
採集、観察、出来たりして、現状では、少し解釈が違います。
地域的な要素が強いので、ご自身の採集された地域での発生時期等から
考慮し、樹液に来た個体が、どちらになるのか予測してみてください。
Aは、一般的に暖かめな地域で、Bは、北限近い地域かもしれません。
更に、温かい地域ですとAもBも均等にあるかもしれません。
新潟ですと、B主体でAは、あるけど冬に死んでしまう可能性も高く少なめ。
と感じておりましたが、最近は、微妙です。
A:昨年羽化し成虫越冬後、本年活動開始した個体
こちらは、後食しながら産卵しますので、樹液採集だからと言って空腹ではないと思います。
ただし、♂が、必要になる場合も多いと思います。
B:本年羽化し本年活動個体
こちらは、餌を食べずある程度産卵しますので、樹液に来た個体は、産みにくくなります。
ただし、期間内に交尾、産卵出来なかった個体も当然います。
体力的にかなり落ちている個体も多いので、産ませやすいセット法を工夫してください。
(あまり詰めないなど)こちらも、♂が、いた方が良いと思います。
別枠で、外灯採集個体
これも樹液採集個体同様ですが、こちらの地域ですと、Bタイプが、樹液に来る前に
飛来するまたは、樹液で後食、交尾後、飛来しているケースが、多いのか産むと
結構数産むケースが、多いように感じます。ただ、♀単採集ですと、結構産まない場合も
多いです。
ただし、異常気象の影響で、かなり早い時期に、ボロボロの♂等を採集出来たりもしてきておりますので、
活動後の越冬個体等も存在しているようです。西日本等であれば、普通にいるのかもしれません?
こうなってくると話がまたややこしくなりそうです。
②スジクワガタ と後半オオクワも
今年は、結構お問合せが多く苦戦している方も少なくないです。
苦戦の理由として、これもネブトの話に似ておりますが、ヒメオオ辺りと同じで、発生初期は、♂ばかり
遅れて♀が出て来る。と言う点で、樹液に♀が、来た時は、産卵済みの場合が多く、越冬する虫なので、
越冬準備の為、樹液に来ています。更には、来年用の交尾の為でもあると当店では予想しております。
で!これがまた、自身の経験からの話で、なかなか浸透しにくい側の話ですが、産卵期のメスは、完全な
肉食です。ヒメオオとスジクワ、ヒラタなんかは、(オオクワもですね。)ゼリーを与えても食べず、自身の子を
食べまくって産卵を続けます。特に産卵後半戦の個体は、その傾向があり、上にすら上がってこない個体も
多いです。
と言う事で、樹液に来ている♀は、限りなく来年の準備をしている♀と言う判断になるので、
採集年の産卵は、難しいとなります。ヒメオオもそうです。ただ、体内時計を壊しやすい虫などですと、
この辺をやや無視出来て産卵も可能な場合があります。(ヒラタなどは、壊しやすいです。)
セット的には、コクワっぽくではなくヒラタっぽくセットする感じで良いかと思います。
ただ、マットのみで放置すると孵化⇒全部食べられると言う方向が強いですので、
採卵がベストです。
オオクワの外灯採集などでも同じ傾向はあり、昔は、今年産卵は、7月位までに採集した個体と言うイメージでしたが、
近年は、ダラダラ暑いからか中休みしているからか8月採集個体も結構産むみたいです。
自分自身が、オオクワ採集していた時代は、何月でも個体の状態が良ければ、次の年産卵にしていました。
(採集で忙しく、なかなか夏にセットが出来ず、結果そうなっただけです。)
そうすると、WDの産卵率は、限りなく100%近く産卵します。(生餌を与えますが・・・)
オオクワの良い部分は、持腹の有効期限が長い事です。本年産む予定の卵が、来年でも良いと言う
イメージです。
※個体も外見や状態で明らかに古そうな個体は、その年にやっておいた方が良いです。
よく天然は、天然材、カワラでないと産まない!みたいな話は、当店自身の経験ですと
全くありません。しっかり寝かして春~初夏セットですと、飼育品より産ませやすいです。
③ヒメオオ
最近はっきり判りますが、国産種で一番好きな種が、ヒメオオです。
ネブトなのかなぁ?と思っておりましたが、温暖化の性?キノコ狩りメインの樹液採集と言う採集方法の違いの性?
か会えるのは、逆にスジとネブトのみになってきた事と累代飼育での理解も進み苦労もほぼなくなった事により、
ちょっと熱が下がり気味です。大型を出すと言う面では、まだまだなのですが、どうも国産ネブトは、ここにスイッチが、
入りません><とは言え、今年もWD1ペアセットしておりますし、F1と最初の産地の累代個体もやっております。
ヒメオオは、はっきり言ってまだまだ理解が足りておりません。
採集に行かなくなり、継続出来ていなかった性もありますが、長年やっていても
はっきり判らない部分が多いです。もう大丈夫と思っても一つ状況が変われば、苦戦となります。
この工程を繰り返して、理解が進むのですが、高山と言う環境でしか暮らさない、温暖化で、急速に滅ぶ、
と言う点などからも、かなりシビアである事は、間違えありません。
今年は、お客様に昨年採集した個体を譲って頂き久しぶりに、1♀セット中です。
多分産んでいるのですが、割タイミングが、難しくどうしたものかと悩んでいるところです。
材は、昨年譲って頂いた際に、越冬用のセットで組んで、起こす際にマットだけ交換し、材の水分も
再調整しセットした物です。これが、自身の中では、ベストなセット法です。
ただ、2セット目の材がないので、余力がある材を無駄に割りたくないと言う部分があり、
割り出しを躊躇しております。ただ、♀は、食べてしまうので、この辺のバランスが、難しい部分です。
で、今年採集した個体での挑戦ですが、一般的に野外でヒメオオが沸いたと言われる時期までが、
産卵時期だと思われます。ですので、運よく早い時期に外灯採集や、産卵中の個体などに出会えれば、
採集した年の産卵が狙えます。
産卵材に関しては、以前からお付き合いがある方には、怒られそうですが、現状では、意見が
変わってきました。
・大昔ですと、クヌギよりコナラと言う事を唱えておりましたが、申し訳ございません・・・
こちらは、自身の意見を全否定で、どちらでも良いです。その後、クヌギで結構幼虫回収
しました。質と言うか環境セッティングと言うかの問題です。
・仕込み材が、効果があるか?
これも長年いろいろな方法で作成してきましたが、”なくはない”が、逆効果にもなりやすいと言うのが、
結論かもしれません。結果が良かった方法で、増産してみても仕込みなしの方が、結果が良かったり、
元々の材の質なのか偶々なのか大きくデータで、仕込んだ方が良い!と言う方向には、現状持っていけません。
ただ、何故仕込むのか見たいな部分は、ある程度理解出来ていますので、理想により近づけば、
効果はあると思います。
何故か試していないのですが、硬めの植菌材なんかで産むのではないでしょうか?
と言う気もしております。
上記でも書きましたが、現状は、自身で越冬しながら材を仕込んでもらうイメージが、ベストです。
(それにより、越冬も上手くいきます。途中で起きてくるみたいな自体にもなりません。)
ヒメオオ=低温みたいなイメージの方も多いですが、自分自身は、そんなに低くしません。
理想は、昼夜で上下させたいのですが、なかなかこのセッティングが難しいので、
変動が大きめなあまり高温にならない場所でセットする感じです。
現状のセット場所も27~24℃前後で変動する環境です。今までもそんな感じで、
採卵しておりましたので、自分自身は、それ程下げません。
ただ、これが、これより、下で変動しても全く問題ないと思います。(↑は、微妙です。)
ただ、蛹化時期だけは、20℃前後にしてあげた方が良いです。
でないと大型個体程、☆になります。
その他、成虫管理、幼虫飼育は、夏だけ気温を少し抑えて季節なりで良いと思います。
後は、餌です。↑でも書きましたが、産卵期は、肉食と書きました通りで、一般的なゼリー
ですと、食べもしないし、そのまま放置してしまえば、産まずに産卵期を過ぎたあたりで、
生命維持の為、餌を食べに来ますが、その頃には、シーズンオフとなります。
生餌がどうしても厳しい方は、加工肉系を与えてみてください。生肉は、腐るまで食べないので、
×です。結構効果がある気がします。基本高タンパクゼリーでは、効果がないまたは、ないに近い程度です。
(中には、その辺を踏まえて作成されたゼリーもあるのかもしれません。)
以上になります。
今回書いた物は、すべて自身での観察、経験からのアドバイスで、現状は、そう思っていると言う物で、
以降変わっていく可能性もありますし、一般論と大きく異なる物もあるかもしれません。
最終的には、ご自身で判断してください。
また、今回の内容を、他者にそのまま伝えてしまうと、広がるにつれ、
尾ひれがつき、誤った内容に変化する場合もあります。
ご自身で試し、自身の言葉で、他の方に伝えてあげてください。
今年は、夏きのこ大苦戦で、雨が降らず出ないと思っていたら、降ってもでない。
代わりに、珍菌には、結構会えたりしており、嬉しいのか嬉しくないのかよく判りません…
ただ、夏の雨のなさできのこが、出なかった分、キノコバエが、激減し、通常では、もう食べれないデカさの
キノコが、状態良く残っておりますし、全く蚊に刺されません。
その分この時期にヒルが、大量にいて血だらけで帰宅する事も多いです><
通販のお客様は、結構夏キノコ採りをする方も多いようなので、時間がある時に、書きたいと思います。
スズメバチもやっと落ち着いてきましたが、真夏にも樹液にうじゃうじゃでした。
(今ちょっと減ってますが、多分、またすぐ出てきます。)
久しぶりにキイロに刺されたり、(また、首でした><)
モンスズメの巣があるのを判らず横で休憩していたら、襲撃されそうになったりと
今年は、結構危険でした。
でも、今年は、チャイロスズメを全く見ません。これからかな?
熊も春は、全く見なかったのですが、真夏になり真昼間に連続して目撃しております。
現状ですと、山に行けば、必ず会うと言うイメージです><
真夏の真昼間=一番熊に会わない気がするので、びっくりです。
真夏の熊は、未知なので、ちょっと会いたくない感じがしますね・・・
素人考えですが、もう異常事態な位の気候と、住処を奪った責任として、奧山に餌を提供場所を設置してあげた
方が、被害がないのでは?と思います。もちろん、与える餌は、きちんと考慮し人工的でないものや
味を覚えて畑を荒らさないなどの厳選は、必要だと思いますが。
奧山に対候性の高い餌になる植物(ナツグミなど)なんかを植樹してあげたりするもの
良いのかもしれませんね。
伐採路がある現状それを利用すれば、尾根などの設置も可能な気がしますし、
その点では、丁度良い気もします。
町に出て騒ぐのではなく、出ない時に対策が、両者にとって、良いように思うのですが、
何もなければ、無関心が、人間ですからね><
熊が増えた事が問題と言う感じらしいですが、頭数を見るとこの程度の頭数が、暮らせない程、
住処を奪っているのかと恐怖を感じてしまいます。減ったと騒いでいた時に、増えればこうなる未来は、
想像出来なかったのか??とも思います。
ただ、自分が通っている山では、餌不足と言うより伐採から逃げている感じもあります。
CO2削減と歌っていながら、えげつない伐採をしないといけない現状の状態
(伐採している人が悪い訳でなく)は、どうにかならないものでしょうかね?
現状の状態が、CO2が、本当に原因であれば、減らすより森林再生の方が、
早いのでは?と言う気がしますが、そっち方向ですとお金にならないのでしょうかね・・・
年中山に通っていると異常が上書きされて、予想をはるかに超えた異常事態が、繰り返されております。
ただ、これが、地球の自然な流れなのであれば、どうにもなりませんけどね。
なんにせよ、一番被害を受けるのは、自然と共存している地域の方と熊な訳で、
最も現状悪化の原因から遠いところに被害が、出てしまうので、辛い部分ですね。
コロナ同様、ベストな道を見つけるのは、なかなか難しいのかもしれません。
熊自体は、自分の予想ですと、秋は、会わないのでは?と予想しておりますが、
これからの天候次第でもあると思います。
今週分は、本日出荷で、ほぼ終了出来そうですので、更新しております。
今年は、採集個体をどうしても累代したいと言う方からのご質問、ご相談が多いです。
自分も採集個体が、一番タイプなので、気持ちが良く判りますので、可能な限り判る事は、
お知らせしております。忙しくなると返信出来なくなりますので、一番多いネブトとスジクワ、オオクワ、ヒメオオなどでの
ワイルドの注意点などをお知らせしておきます。
①ホンドネブト
一番多いご質問が、樹液採集個体のホンドネブトです。
”樹液採集個体は、産卵済みなので、産まない”と言う話があります。
これは、多分自分自身が、言い出した事であると思います。自分の場合は、WD外産ネブトでの苦戦の経験から
この事が、判り出しました。
これを言った当初は、結構苦情が多かったです(笑)
と言うのもその当時は、羽化⇒成熟⇒後食⇒成熟⇒ブリードみたいな事が当たり前で、
”餌食う前に、産む訳がないだろう!マットが悪いんだ!”みたいな感じで、と怒られました・・・
その当時は、一般種が、主体で、小型種などは、限られた方が、飼育している程度でしたので、
仕方がない事だと思います。
ただ、自分自身も知識不足で、決めつけていた部分もあります。その後、自身で地元ネブトをいろいろな時期に
採集、観察、出来たりして、現状では、少し解釈が違います。
地域的な要素が強いので、ご自身の採集された地域での発生時期等から
考慮し、樹液に来た個体が、どちらになるのか予測してみてください。
Aは、一般的に暖かめな地域で、Bは、北限近い地域かもしれません。
更に、温かい地域ですとAもBも均等にあるかもしれません。
新潟ですと、B主体でAは、あるけど冬に死んでしまう可能性も高く少なめ。
と感じておりましたが、最近は、微妙です。
A:昨年羽化し成虫越冬後、本年活動開始した個体
こちらは、後食しながら産卵しますので、樹液採集だからと言って空腹ではないと思います。
ただし、♂が、必要になる場合も多いと思います。
B:本年羽化し本年活動個体
こちらは、餌を食べずある程度産卵しますので、樹液に来た個体は、産みにくくなります。
ただし、期間内に交尾、産卵出来なかった個体も当然います。
体力的にかなり落ちている個体も多いので、産ませやすいセット法を工夫してください。
(あまり詰めないなど)こちらも、♂が、いた方が良いと思います。
別枠で、外灯採集個体
これも樹液採集個体同様ですが、こちらの地域ですと、Bタイプが、樹液に来る前に
飛来するまたは、樹液で後食、交尾後、飛来しているケースが、多いのか産むと
結構数産むケースが、多いように感じます。ただ、♀単採集ですと、結構産まない場合も
多いです。
ただし、異常気象の影響で、かなり早い時期に、ボロボロの♂等を採集出来たりもしてきておりますので、
活動後の越冬個体等も存在しているようです。西日本等であれば、普通にいるのかもしれません?
こうなってくると話がまたややこしくなりそうです。
②スジクワガタ と後半オオクワも
今年は、結構お問合せが多く苦戦している方も少なくないです。
苦戦の理由として、これもネブトの話に似ておりますが、ヒメオオ辺りと同じで、発生初期は、♂ばかり
遅れて♀が出て来る。と言う点で、樹液に♀が、来た時は、産卵済みの場合が多く、越冬する虫なので、
越冬準備の為、樹液に来ています。更には、来年用の交尾の為でもあると当店では予想しております。
で!これがまた、自身の経験からの話で、なかなか浸透しにくい側の話ですが、産卵期のメスは、完全な
肉食です。ヒメオオとスジクワ、ヒラタなんかは、(オオクワもですね。)ゼリーを与えても食べず、自身の子を
食べまくって産卵を続けます。特に産卵後半戦の個体は、その傾向があり、上にすら上がってこない個体も
多いです。
と言う事で、樹液に来ている♀は、限りなく来年の準備をしている♀と言う判断になるので、
採集年の産卵は、難しいとなります。ヒメオオもそうです。ただ、体内時計を壊しやすい虫などですと、
この辺をやや無視出来て産卵も可能な場合があります。(ヒラタなどは、壊しやすいです。)
セット的には、コクワっぽくではなくヒラタっぽくセットする感じで良いかと思います。
ただ、マットのみで放置すると孵化⇒全部食べられると言う方向が強いですので、
採卵がベストです。
オオクワの外灯採集などでも同じ傾向はあり、昔は、今年産卵は、7月位までに採集した個体と言うイメージでしたが、
近年は、ダラダラ暑いからか中休みしているからか8月採集個体も結構産むみたいです。
自分自身が、オオクワ採集していた時代は、何月でも個体の状態が良ければ、次の年産卵にしていました。
(採集で忙しく、なかなか夏にセットが出来ず、結果そうなっただけです。)
そうすると、WDの産卵率は、限りなく100%近く産卵します。(生餌を与えますが・・・)
オオクワの良い部分は、持腹の有効期限が長い事です。本年産む予定の卵が、来年でも良いと言う
イメージです。
※個体も外見や状態で明らかに古そうな個体は、その年にやっておいた方が良いです。
よく天然は、天然材、カワラでないと産まない!みたいな話は、当店自身の経験ですと
全くありません。しっかり寝かして春~初夏セットですと、飼育品より産ませやすいです。
③ヒメオオ
最近はっきり判りますが、国産種で一番好きな種が、ヒメオオです。
ネブトなのかなぁ?と思っておりましたが、温暖化の性?キノコ狩りメインの樹液採集と言う採集方法の違いの性?
か会えるのは、逆にスジとネブトのみになってきた事と累代飼育での理解も進み苦労もほぼなくなった事により、
ちょっと熱が下がり気味です。大型を出すと言う面では、まだまだなのですが、どうも国産ネブトは、ここにスイッチが、
入りません><とは言え、今年もWD1ペアセットしておりますし、F1と最初の産地の累代個体もやっております。
ヒメオオは、はっきり言ってまだまだ理解が足りておりません。
採集に行かなくなり、継続出来ていなかった性もありますが、長年やっていても
はっきり判らない部分が多いです。もう大丈夫と思っても一つ状況が変われば、苦戦となります。
この工程を繰り返して、理解が進むのですが、高山と言う環境でしか暮らさない、温暖化で、急速に滅ぶ、
と言う点などからも、かなりシビアである事は、間違えありません。
今年は、お客様に昨年採集した個体を譲って頂き久しぶりに、1♀セット中です。
多分産んでいるのですが、割タイミングが、難しくどうしたものかと悩んでいるところです。
材は、昨年譲って頂いた際に、越冬用のセットで組んで、起こす際にマットだけ交換し、材の水分も
再調整しセットした物です。これが、自身の中では、ベストなセット法です。
ただ、2セット目の材がないので、余力がある材を無駄に割りたくないと言う部分があり、
割り出しを躊躇しております。ただ、♀は、食べてしまうので、この辺のバランスが、難しい部分です。
で、今年採集した個体での挑戦ですが、一般的に野外でヒメオオが沸いたと言われる時期までが、
産卵時期だと思われます。ですので、運よく早い時期に外灯採集や、産卵中の個体などに出会えれば、
採集した年の産卵が狙えます。
産卵材に関しては、以前からお付き合いがある方には、怒られそうですが、現状では、意見が
変わってきました。
・大昔ですと、クヌギよりコナラと言う事を唱えておりましたが、申し訳ございません・・・
こちらは、自身の意見を全否定で、どちらでも良いです。その後、クヌギで結構幼虫回収
しました。質と言うか環境セッティングと言うかの問題です。
・仕込み材が、効果があるか?
これも長年いろいろな方法で作成してきましたが、”なくはない”が、逆効果にもなりやすいと言うのが、
結論かもしれません。結果が良かった方法で、増産してみても仕込みなしの方が、結果が良かったり、
元々の材の質なのか偶々なのか大きくデータで、仕込んだ方が良い!と言う方向には、現状持っていけません。
ただ、何故仕込むのか見たいな部分は、ある程度理解出来ていますので、理想により近づけば、
効果はあると思います。
何故か試していないのですが、硬めの植菌材なんかで産むのではないでしょうか?
と言う気もしております。
上記でも書きましたが、現状は、自身で越冬しながら材を仕込んでもらうイメージが、ベストです。
(それにより、越冬も上手くいきます。途中で起きてくるみたいな自体にもなりません。)
ヒメオオ=低温みたいなイメージの方も多いですが、自分自身は、そんなに低くしません。
理想は、昼夜で上下させたいのですが、なかなかこのセッティングが難しいので、
変動が大きめなあまり高温にならない場所でセットする感じです。
現状のセット場所も27~24℃前後で変動する環境です。今までもそんな感じで、
採卵しておりましたので、自分自身は、それ程下げません。
ただ、これが、これより、下で変動しても全く問題ないと思います。(↑は、微妙です。)
ただ、蛹化時期だけは、20℃前後にしてあげた方が良いです。
でないと大型個体程、☆になります。
その他、成虫管理、幼虫飼育は、夏だけ気温を少し抑えて季節なりで良いと思います。
後は、餌です。↑でも書きましたが、産卵期は、肉食と書きました通りで、一般的なゼリー
ですと、食べもしないし、そのまま放置してしまえば、産まずに産卵期を過ぎたあたりで、
生命維持の為、餌を食べに来ますが、その頃には、シーズンオフとなります。
生餌がどうしても厳しい方は、加工肉系を与えてみてください。生肉は、腐るまで食べないので、
×です。結構効果がある気がします。基本高タンパクゼリーでは、効果がないまたは、ないに近い程度です。
(中には、その辺を踏まえて作成されたゼリーもあるのかもしれません。)
以上になります。
今回書いた物は、すべて自身での観察、経験からのアドバイスで、現状は、そう思っていると言う物で、
以降変わっていく可能性もありますし、一般論と大きく異なる物もあるかもしれません。
最終的には、ご自身で判断してください。
また、今回の内容を、他者にそのまま伝えてしまうと、広がるにつれ、
尾ひれがつき、誤った内容に変化する場合もあります。
ご自身で試し、自身の言葉で、他の方に伝えてあげてください。
今年は、夏きのこ大苦戦で、雨が降らず出ないと思っていたら、降ってもでない。
代わりに、珍菌には、結構会えたりしており、嬉しいのか嬉しくないのかよく判りません…
ただ、夏の雨のなさできのこが、出なかった分、キノコバエが、激減し、通常では、もう食べれないデカさの
キノコが、状態良く残っておりますし、全く蚊に刺されません。
その分この時期にヒルが、大量にいて血だらけで帰宅する事も多いです><
通販のお客様は、結構夏キノコ採りをする方も多いようなので、時間がある時に、書きたいと思います。
スズメバチもやっと落ち着いてきましたが、真夏にも樹液にうじゃうじゃでした。
(今ちょっと減ってますが、多分、またすぐ出てきます。)
久しぶりにキイロに刺されたり、(また、首でした><)
モンスズメの巣があるのを判らず横で休憩していたら、襲撃されそうになったりと
今年は、結構危険でした。
でも、今年は、チャイロスズメを全く見ません。これからかな?
熊も春は、全く見なかったのですが、真夏になり真昼間に連続して目撃しております。
現状ですと、山に行けば、必ず会うと言うイメージです><
真夏の真昼間=一番熊に会わない気がするので、びっくりです。
真夏の熊は、未知なので、ちょっと会いたくない感じがしますね・・・
素人考えですが、もう異常事態な位の気候と、住処を奪った責任として、奧山に餌を提供場所を設置してあげた
方が、被害がないのでは?と思います。もちろん、与える餌は、きちんと考慮し人工的でないものや
味を覚えて畑を荒らさないなどの厳選は、必要だと思いますが。
奧山に対候性の高い餌になる植物(ナツグミなど)なんかを植樹してあげたりするもの
良いのかもしれませんね。
伐採路がある現状それを利用すれば、尾根などの設置も可能な気がしますし、
その点では、丁度良い気もします。
町に出て騒ぐのではなく、出ない時に対策が、両者にとって、良いように思うのですが、
何もなければ、無関心が、人間ですからね><
熊が増えた事が問題と言う感じらしいですが、頭数を見るとこの程度の頭数が、暮らせない程、
住処を奪っているのかと恐怖を感じてしまいます。減ったと騒いでいた時に、増えればこうなる未来は、
想像出来なかったのか??とも思います。
ただ、自分が通っている山では、餌不足と言うより伐採から逃げている感じもあります。
CO2削減と歌っていながら、えげつない伐採をしないといけない現状の状態
(伐採している人が悪い訳でなく)は、どうにかならないものでしょうかね?
現状の状態が、CO2が、本当に原因であれば、減らすより森林再生の方が、
早いのでは?と言う気がしますが、そっち方向ですとお金にならないのでしょうかね・・・
年中山に通っていると異常が上書きされて、予想をはるかに超えた異常事態が、繰り返されております。
ただ、これが、地球の自然な流れなのであれば、どうにもなりませんけどね。
なんにせよ、一番被害を受けるのは、自然と共存している地域の方と熊な訳で、
最も現状悪化の原因から遠いところに被害が、出てしまうので、辛い部分ですね。
コロナ同様、ベストな道を見つけるのは、なかなか難しいのかもしれません。
熊自体は、自分の予想ですと、秋は、会わないのでは?と予想しておりますが、
これからの天候次第でもあると思います。
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テーマ : クワガタ・カブトムシ - ジャンル : ペット