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ライト、L-3などの飼育について

いろいろご質問が多い時期ですので、多く悩まれている部分を回答しておきます。

1つ昔からある誤解と言うか要点だけ摘まんでいると言うか、その辺からの
飼育ミスみたいなのがあります。

先を見た飼育をしているタイプの人間が、作成しておりますので、
ライトとL-3は、全く別マットですが、飼育方法は、ほぼ同じです。
L-3側は、一昨年から熟度上げをしましたので、多少初期安定させる必要は減りましたが、
まだ、速攻性ではなく、先を見ているマットです。

初期安定は、オガがしっかりした状態でオーバーな加水をし、それらの種の好む方向へ
導くための対策になります。
自分的には、逆の特性の飼育種が嫌う物を排除すると言うのが、正しい気がします。
埋没した材を好むような種は、立ち枯れに出る菌などには、抗体がないみたいなイメージで、良いのではと思います。
当然逆も同様で、結果として、PHなどでその現象を目安として見れたりもするわけです。

使用済みや熟度の高いマットを混ぜると言うのも
一つの対策でその際は、オーバー加水は、必要がありませんし、すると落ちます。

当然、混合比率、混ぜたマットの熟度等で、変わりますので、当店では、状況が判らないので、
混合した際の適量水分までは、判りません。
あくまで、混合なしで飼育した場合の話になります。

状況が明確になるように他社様のマット名をお知らせ頂き、混合明細をお知らせ頂く場合もありますが、
他社のマットを使用しそれを超えてやるみたいなマット作りをしておりませんので、
完全独自路線なので、飼育種は、完全に自社製のみで長年飼育しているので、基本名前を聞いても
判りませんし、古い商品等でしたら、名前だけは、知っている程度です。

また、他社様の製品をどうこう言う立場でもないですし、それより、一番良くある誤解と言うか困った話
ですが、混ぜた時点でどちらの特性でもありません。
それなのに、大きくならないとか育たない場合は、どちらかの性にされる場合が多いです。
上手くいった場合は、オリジナルマットになる場合が多いので、冷静になれば、上記も理解しているはずなんですけどね・・・
(と知り合い業者さんが、泣いておりました・・・)

基本当店は、高栄養=大型の成虫になると言う考え方ではないので、その際は、
当店のマットが、大きくならなかったとしてあげてください。(笑)
事実マットで、大型を出せるマットは、当店では、無なので、
非現実的なサイズは、絶対当店のマットでは出ません。(血統とかは、別)

私的には、混ぜた場合は、オリジナルマットこれは、否定でなくむしろ肯定側なので、当然混ぜた場合の管理は、
自身しか判りません。これが、L-6とライトだったとしても、(最近結構人気の混合です。多分初期安定対策?)
自分が、経験がないので、判りませんが、両方自社マットですので、推測位は出来ます。
L-3とライトは、結構経験があるので、ある程度判ります。
と結局試していない物は、判らないのが事実です。

話を水分量に戻しますが、
埋没材、倒木、立ち枯れ種とそれぞれ、初期水分も当然異なります。
立ち枯れ種に埋没している材を好む種の初期安定を行えば、悪化でしかありません。

また、マルバネ、ツヤは、高水分みたいな錯覚もあります。
L-3飼育をした際の説明を当店ではしているだけで、これが、速攻性のあるタイプのマットで、
その飼育を行えば、当然窒息します。産卵も同じです。当店のマットは、大体産卵だけを考えてはいないので、
初期でかなり水分を上げますが、産卵スペシャルみたいなマットであれば、むしろ水分を抑えなくてはいけないです。
特に、かなり泥化の進んだ種に泥化の進んだ産卵向けのマットであれば、当然含水力はないので、高すぎれば、
マットも卵も幼虫も窒息死します。下手するとカップ等に詰めて、圧で穴をあけて幼虫を投入すれば、そのまま即死します。
(これをよくマットが合わないと錯覚される方が多いです。)
当店のマットは、比較的先を見ているタイプなので、その方向の事故はない分、初期水分上げをしないと
吸収出来ずに落ちます。

中間と言うのは、あまりないので、どちらかよりになりますので、
飼育される方の好みになります。
自分は、手間が増えてしまったり詰め圧の加減等が、面倒なので、先を見た方向が好きな為、
そう言った方向のマット作りをしています。
ですので、通常あまりない?常識ではない?かもしれませんが、マルスゾウカブトをライトで飼育する際は、
ガチ詰めです。
(この辺もご質問が多いので、ライトのカブト飼育も次回やります。)

ですので、L-3でのマルバネ飼育法をマルバネ飼育法として、即効性型の飼育にあてはめれば、
100%失敗します。この辺の誤解が広がってしまっているので、ご注意ください。
水分高いとかそう言った事実だけ抜かれて広がる傾向です。

産卵に関しても、先を見た物が多いので、店舗向け=一般向けの無添加産卵は、少々改良を検討しています。
適正な水分や詰め圧で、状態の良い幼虫回収みたいな事を考えて作りましたが、
一般向けなので、簡単に産むが第一である事を重視しなくてはいけない事を初心に戻り、気づきました。
我ながらアホだなぁと反省中です。ただ、自分は、好きなマットで結構クワガタ~カブトまでお世話になっているので、
何とか両者取り出来たらといろいろ試しております。

最後に混ぜる場合のアドバイスとしては、ライトLv3に対して混ぜる場合は、

・相手のマットを極力抑えるかライトLv3を超微量にする。
これは、マットによりますが、泥状だったり微粒子だったりする場合は、相手のマット主体ですと
間違えなくライトの粗粒子は、悪質活性します。入れるならT4または、T5位にとどめた方が良いです。

または、Lv4のように必要最低限にすることで、良質安定範囲を上げる方向で悪質活性を
ねじ伏せるイメージで、混ぜた方が良いです。

・加水は、ライトLv3から行い必ず、オーバー加水し、余った水分を相手側で調整してください。
相手側が、無加水で混ぜると全部持っていかれますので、やや低めの水分で調整後、混ぜる。

Lv3は、混ぜるなら初期安定する最低量を混ぜるのが、ベストで、基本粗いマットは、
粗い単体でないと効果を発揮しにくいです。初期のオーバー水分が、出来ない位混ぜると
あまりメリットがなくなります。とは言え、やり方次第なので、絶対ではありませんので、
あくまで参考です。

久しぶりの飼育情報でした。
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テーマ : クワガタ・カブトムシ - ジャンル : ペット