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飼育のお問い合わせについて

非常にご注文が、混雑してきましたので、
飼育のご質問に回答するのが、厳しくなる可能性が、
出てきましたので、よくある質問や回答しにくい質問を
掲載しておきますので、参考にしてください。

マルバネ飼育

Q1:マルバネは、・・・・・?

A:マルバネは、と言うご質問では、回答不能です。
また、何マルバネですか?と言う返信から始まってしますので、
ロスが、発生してしまいます。
また、理由は、不明ですが、永遠にそこにふれず、何マルバネかを
お知らせ頂けない場合もよくあります。
これは、全く回答不能ですので、お答え出来ません。

Q2:水分量は?

A:これは、毎年聞かれますが、正直かなり難しいです。
セット容器サイズ、通気状態、種類等で、大きく異なります。
卵が、腐り死んでしまう事を考えれば、低水分がベスト、
産卵誘発と初期成長を考えれば、高水分がベスト、
大きい容器でしたら、やや水分控えめ、
抜けの悪いケースでも水分控えめとなります。

Q3:詰め具合

A:これもQ2と一緒に多い質問です。
これも同様セット容器のサイズ、通気状態、種類で変わります。
特大ケース以上でしたら、全く詰めなくて良いですし、
小ケース(おすすめ出来ません。)でしたら、
水分量を多少上げるかある程度詰める必要がありますが、
長くセットを組むと親が固めて潜れなくなり、卵も窒息死しますので、
短期戦が、良いと思います。基本的にマルバネに小ケース産卵は、
おすすめ出来ません。

Q4:フルイがけが、必要ですか?

A:結構ある質問ですが、これは、一般的な虫の産卵マットで、
微粒子=産むマットと言うかなり誤った情報による知識から
だと思われます。材に見立てて産ませると言う種の場合、
かなりかたく詰める必要があり、崩れない様にする為に、
細かいマットが必要ですが、泥状のような環境下に産卵虫
などは、いろいろな粒子が、混合している方が、ベストと
考えます。L-3も本来かなり粗いチップから泥状といろいろな
粒子で仕上げたいのですが、作成上の問題で、断念しているだけです。
赤腐れ材が、手に入る人は、崩さずセットしてみてください。
きちんと齧って産卵しますし、孵化率は、◎です。
大粗チップ状で、産卵させても同様で普通に産みます。

今年は、国産ネブト(アマミとホンド)の材産みもしていますが、
普通に産んでいます。(多少細工したホダ材です)
カブトムシの幼虫が、菌糸で飼えるこれも事実ですが、無理と
言う人もいます。(クワガタ同様の使い方をしていませんが)
簡単!無理!と言う情報は、その人の感覚だったり、条件が、
異なるので、参考になりませんので最後は、ご自身の判断で。

店舗のお客様には、今年の1200水槽ミヤマセットで、粒子は、
関係ない事は、ある程度証明出来たかと思います。

まとめ

私自身も何十回何百回と失敗し現在に至ります。
現在も普通に失敗する事は、日常です。
1度失敗すると”マルバネを本当に飼育した事があるのですか?”
とまで言う方がいます。頭に来るだろうと思われるかもしれませんが、
高い生体であり、高価なマットですので、そうなるだろうと思いますので、
こう言う方にも成功して欲しいと言う思いが強くなる方が強いです。
ただ、自分自身が、どうしてもマルバネを累代したいと言う思いがあるので
あれば、そう言う方向でなく、どうして失敗したか、♀の動きがどうだったか?
温度は、どうだったか?(これ重要です。)
等しっかり観察し次に生かす事の方が、大事だと思います。

マルバネは、天然、飼育品共に、購入で産まないリスクがある虫です。
天然は、結構ハズレも多く、飼育品は、管理等で、産まない状況になってしまった
固体等がいたりします。

幼虫購入でもリスクは、沢山あります。ここでは、省略しますが、
何とか自分で産卵させ羽化させるとこう言うリスクから回避され安定した累代が、
出来るようになります。ネブト、ツヤなんかも同様な気がします。

L-3も残念ながらロットむらがあります。ロットむらと言うよりは、その年の
温度で、仕上がりが、異なってきます。ある程度状況を見て調整していますが、
超長期熟成であるマットの宿命かもしれません。
この辺からも毎度お奨めしている飼育法であれば、普通に回避出来ます。
また、L-3使用済みを安定して確保出来れば、更に問題なく飼育出来る様になります。
L-3スタンダードと使用済みMIXには、深熟も勝てません。

後、オキマル、アママルは、赤腐れなしで飼育出来ないと言う方がいるようですが、
はっきり言ってなしでも産卵~羽化自体は、十分可能です。
これは、よく言っている定着化した血統などは、関係なく可能です。
ただ、大変であり、死亡リスクもありますし、市販のマットそのままでは、
厳しいと言うだけの事です。(自分でアレンジが必要です。)

いきなり高価なマルバネで失敗したくなければ、低価格で比較的楽なマルバネに挑戦し、
ある程度L-3などの使用済みを幼虫から分けてもらえる状態になる翌年に、御希望のマルバネに
挑戦するのも良いと思います。

L-3スタンダードは、産卵から2年以上かけて育つ幼虫そして羽化までを総合的に考えた
商品ですので、やや産卵で虫に嫌われる場合があります。そこをカバーしてくれるのが、
使用済みになります。産卵から幼虫が、安定した巣を形成するまでの期間は、効果絶大です。

大型に関してですが、まず長歯発生は、長歯系のツヤ同様と考えられますので、
工夫が必要です。失敗すると大きくなっても長歯にならない場合も結構あります。
ツヤ程の難はないですが、ツヤを飼育すると判る部分も多いと思います。
後、人により、L-5やL-6を場面で添加して飼育する方もいます。
自分は、L-3のキープが、困難になり、L-1やZEROなどを添加する事がありますが、
落ちる事はないもののやはり、大型は、遠くなっていくようです。
今年は、ヤエマル70UPなどもお客様が、結構出していて、我が家では、出ません・・・
と言うとまったく同じ回答が帰ってきます。変なの補充やめれば??
だそうです・・変なの・・・何かあげないと餌持たないので、仕方なくなのですが、
ある程度の頭数の羽化分は、キープ出来るようにしたいと思います。

傾向として、ある程度の大型の出しやすさは、L-6などの添加系補充が、有効ですが、
特大を出している方々は、添加系不使用の方が多い様です。
ある程度L-3に慣れてきた固体が増えた事も要因かと思いますので、その添加に
ある程度慣れてきた血統であれば、そちらでも出る可能性はあるかもしれません。

当店でも今年、ヤエマルF1で赤腐れ、L-3一切使用せず、卵から飼育している
固体が、幾つかありますが、やはり成長は、早いので、大きくなる錯覚を起こしますが、
多分、L-3飼育で、餌を十分与えられれば、羽化サイズは、全く及ばないと思います。
ちなみに使用しているマットは、ライトLv3(^^)
※ある程度アレンジしているので、飼えるんだ!と思わないでください^^;

以上参考になれば、幸いです。
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テーマ : クワガタ・カブトムシ - ジャンル : ペット